変化に「改善」で対応!常に進化し続ける不動産仲介を目指して

「不動産業界は保守的」——そう言われて久しい時代がありました。しかし、テクノロジーの進化やお客様ニーズの多様化、そして社会情勢の急速な変化に伴い、私たち不動産仲介業もまた、大きな転換期を迎えています。

私たちは名古屋市東区に拠点を置き、貸事務所や貸店舗を専門に取り扱う不動産会社です。経営理念は「物件を通して人とコミュニティを繋ぎ人々の絆を育む」こと。そして、私たちの行動方針の中でも特に重要視しているのが「常に改善」という考え方です。今回は、不動産仲介の現場で私たちがどのように「改善」を実践しているのかを、業界の変化とともにご紹介いたします。


不動産業界のデジタル化に対応する

従来の不動産仲介は、紙ベースの契約書、対面での重要事項説明、現地案内の手配といったアナログ中心の業務が主流でした。しかし現在、以下のような変化が急速に進んでいます:

  • IT重説(オンラインでの重要事項説明)
  • LINEの導入(ラインでスムーズなやり取り)
  • AIの活用(エリア調査など)

私たちはこれらを積極的に取り入れ、業務の効率化だけでなく、お客様の利便性向上に直結するよう運用しています。たとえば遠方のお客様との契約や確認作業も、オンライン完結で可能となり、移動や時間の負担を大幅に軽減できるようになりました。


社会と市場の変化に「改善」で対応する

2020年以降のコロナ禍や働き方改革、事業者の経営環境の変化により、貸事務所・貸店舗のニーズも劇的に変わりました。

  • 小規模・分散型オフィスの需要増
  • サテライトオフィス、コワーキングの導入
  • リスク分散を意識した短期契約・フレキシブルな賃貸条件

こうした変化を単なる「一時的なトレンド」と見るのではなく、今後のスタンダードになると捉えることで、私たちは物件選定や契約条件提案のあり方を見直し、より柔軟な対応ができるよう改善を続けています。

たとえば、従来型の10坪~30坪の事務所に加え、店舗兼事務所やSOHO対応物件、居抜き対応可能な貸店舗など、バリエーションを増やすことで、多様な事業者の事業計画にフィットする提案が可能となりました。


お客様サービスの改善事例

不動産仲介は「情報の質とスピード」が命です。私たちは、お客様にとって価値のある情報を、適切なタイミングで届けることを目的に、以下のような改善を実行してきました:

  1. レスポンスの迅速化:問い合わせに対して即日対応を原則とし、LINEやチャットツールも活用。
  2. 物件提案の質の向上:業種や事業モデルに応じた独自の提案資料(立地分析、周辺環境データなど)を作成。
  3. 内見の効率化:複数物件の内見を一日で効率よく回れるルートを事前提案。
  4. 契約プロセスの透明化:賃料や初期費用の内訳、原状回復の条件など、曖昧さを残さない説明を徹底。

これらはすべて、「家族に胸を張って話せる仕事をしよう」という行動方針に基づいた取り組みです。誠実さと透明性のある対応は、お客様との信頼関係を築く礎となります。


社内でも「改善」を文化に

私たちの改善の取り組みは、社内文化としても浸透させています。毎週のミーティングでは、成功事例・失敗事例を共有し、全員が「次にどう活かすか」を意識したディスカッションを行っています。

さらに、外部パートナー(建築デザイナーや士業など)との連携し、「より良く、より早く」お客様に価値を届ける体制を整えています。

このような姿勢は、単に業務改善にとどまらず、地域社会との関係性にも良い影響をもたらしています。お客様やオーナー様とのコミュニケーションの質が高まり、結果として「ありがとう」の言葉をいただける機会が増えています。


結びに

不動産仲介業は、今や単なる「場所の仲介業」ではありません。事業者の成長戦略を支えるビジネスパートナーであり、地域とのつながりを創出するハブのような存在であるべきだと、私たちは考えています。

だからこそ、「常に改善」を信条に、テクノロジー・社会・お客様の変化に柔軟に対応し、私たち自身も進化し続ける必要があります。

すべては「人とコミュニティを繋ぎ、人々の絆を育む」ために——。

これからも私たちは、変化を恐れず、改善を積み重ね、不動産仲介の在り方そのものを高めてまいります。